その2

子どもと外で遊びに行く前、

「お外では〇〇と〇〇と〇〇はしたらダメだからね。」

って言うお母さんを見かけるんですね。

 

でも実際にお外に出たら

子どもはそれやっちゃってて、

お母さんもそれ見て怒ってて。

 

「お外では〇〇と〇〇と〇〇はしたらダメだからね。」って言ってる時、

 

そう言ってたお母さんは

表情は硬かったし、

手には力が入ってたし、

どことなく心もとない感じで、

 

要は

不安だったと思うんですね。

 

子どもが怪我したらどうしよう、

母親としの役割をこなさなきゃ、

 

みたいな。

 

でもこういう時って、

意外とお母さん本人は自分が不安なことに気づいてなくて、

ただただ必死なだけだったりする。

 

 

不安な気持ちの奥には

 

素敵な母親でいたい

とか

子どものことを大切にしたい

とか

穏やかな気持ちで見守りたい

とか

元気に育って欲しい。(成長を見守りたい。)

とか

 

安心したい。

とか

 

色んなニーズ(大切にしたいこと。)

があると思うんですよ。

 

 

僕はいつもこの感情の奥にあるニーズに

気づけた時、

 

あぁ、素敵だなぁ〜って思うんですね。

 

 

でも一方でこのニーズを相手に伝えられてないために、すれ違いが起こる場面も良く見ていて、

 

その度に胸が痛くなるというか、

切ない想いもしてるんです。

 

 

本当は愛情あって言ってるのに、

子どもからしたら

「なんで〇〇と〇〇と〇〇はしちゃいけないの!」怒

ってなって、

親子で言い合いになったり。

 

 

自分の不安を子どもに何かさせることで解消しようとするより、

自分の不安な感情に気づいて

「私が」安心して見守るためにはどうしたらいいだろう?

 

って想いを馳せられた方が

コミュニケーションの質が変わってきます。

 

 

自分の感情とニーズに目を向けられるようになってくると、

相手のニーズにも目が向けられるようになります。

 

じゃ子どものニーズは!?ってことなんですけども、

書いてて少し指が疲れてきたのと、

これ書いてる今がもう23時半で

休息が欲しくなってきました。笑

 

子ども側のニーズについては

次回描きたいとおもいます。

 

 

このブログが豊かな人間関係の一助となりますように。

 

 

 

僕らは感情の表現の仕方を知らない。

車を運転してた時、

 

対向車が猛スピードで横を走り去っていったんですね。

 

それはもう、僕の車すれすれの距離で。

 

で、思わず僕は車内でこう叫んだんですよ。

 

「危ないな!気をつけろよ!」と。

 

もちろん気分はイライラしてたんだけど、

実はこの「危ないな!気をつけろよ!」って

感情を表現はしてないんですね。

 

NVCではこういう表現は

誰かに命令をしてるのであって、

自分の感情とは違うとされます。

 

 

まず感情とは何かってところなんですけど、

それは身体の反応、つまり身体がどうなったかを見て、

例えば、頭に血が上った状態を「怒り」と名付けたり、肩を落としてる様を見て「落ち込んでる」と言ってみたりしてるわけです。

 

だから、「危ないな!気をつけろよ!」

と言ってる時の僕の身体を思い返してみれば、

肩はすくんでいたし、あわや事故になりそうで心臓はバクバクしていたわけです。

 

要するに、、、

 

 

怖かった、びっくりしたんですね。笑

 

 

どうしてそうなったかといえば、

自分の身体を守りたかった、何事もなく職場に出勤して仕事したかった、安全でいたかった、からなんですね。

 

 

「怖かった、びっくりした」が感情で、

 

「自分の身体を守りたかった。」

「安全でいたかった。」

がニーズ(大切にしたいこと。)

 

 

自分のニーズにまで気づけると

自然と自分の気持ちも落ち着いてきます。

 

自分につながるとか、自己共感した状態と

言われます。

 

落ち着いてくれば、

相手にも何かの事情があったんだろうとか、

だからといってやっぱやめてほしいな。とか笑

 

見通しの良くない道だったから、

通勤時間に使うのは辞めて別の道を使うようにしようとか、

穏やかに考えられます。

 

なんにせよ、事故にならなくてよかった!

ってね。

 

 

 

これが、「危ないな!気をつけろよ!」

の状態のままだとどうなったでしょう?

 

きっと僕は職場で愚痴ってたかもしれません。

「あんな運転するやつあり得ない!」って。

 

 

「危ないな!気をつけろよ!」

 

 

「怖かった、びっくりした〜」

 

と、どちらがその後の展開に思いやりを持ちやすいでしょうか。

 

 

僕らは感情の表現の仕方を知りません。

 

思考の混じらない純粋な感情表現を知らないという感じでしょうか。

 

この感覚が身についてくると、

人間関係はとても豊かになります。

 

思考ももちろん大切ですが、

しばらくは「感情」に焦点を当てて描いていきます。

 

 

このブログが豊かな人間関係の一助となりますように。